パーパスという考え方 ?h1>
昨年くらいから僕の周りでよく耳にするようになったパーパス(purpose)というワード。
一般的には「目的」とか「意図」と訳されるみたいだけど、ビジネスシーンでは「存在意義」や「志」みたいに使われるみたいです。
確かにそれらを明確に打ち出し活動しているパーパス経営な会社って増えてきましたよね。
自社の存在意義を明確化し、社会に与える価値を示す。資本主義から志本主義へ。すばらしいです。
実はデザイン業界でも従来のクライアントが利益拡大を目的としたブランディングではなく、認知拡大が主な目的としたパーパスブランディングが増えてます。僕もまだまだ勉強中ですが、会社のパーパスをブランド戦略の中心に据え、あらゆる施策をパーパスに基づいて展開していくのがパーパスブランディングみたいです。
「弊社はこんなことやってまっせ〜!」ではなく「何のためにコレをやってるんです」という考え方を社会に示していくということなのかな?
なんか小難しいですよね?
でもよーく考えてみるとSDGsのように、当たり前にやっていたことが案外あるものです。
20年近く前、僕が京都から鳥取に戻ってきた時、志したのは「お世話になった地にデザインで恩返し」ということでした。その思いは今も変わりません。
その中で梅原 真さんのように、衰退していく一次産業をデザインの力で何とかできないものか?とも思っています。
特に僕は港町の生まれであり、毎日のように食卓に並ぶ魚で育ち、親父も元々漁師だったからなおさらです。
でも単にREパッケージデザインで売上げアップや、ECサイトで販路拡大など、生産者の収益を上げるような役割だけでなく、若年層の魚離れ。生産者の担い手不足。地域の魅力発見など、デザインで社会問題を解決できないかなぁと企んでいます。
コレってパーパス?でも、そんなのに尽力してるデザイン事務所があっても面白いですよね。
まぁ、すご〜く大きくまとめると『デザインで人を幸せにする』ってことです。